ＬＳＤ「タイプＭＺ」と「タイプＲＳ」を足した「タイプＭＺＲＳ」を作ってみました！？

2020.02.26 ＬＳＤ「タイプＭＺ」と「タイプＲＳ」を足した「タイプＭＺＲＳ」を作ってみました！？

スポーツ走行、林道走行、雪道走行、農道走行など、幅広い範囲で軽トラ／軽バンのアグレッシブな走りを可能にしてくれるＬＳＤ（リミテッドスリップデフ）。

「ＬＳＤって何ですか？」とか「ＬＳＤを入れるとどうなるんですか？」といった疑問をお持ちの方は、ＬＳＤメーカーのクスコさんが制作された以下の紹介動画をまずはご覧になって下さいm(__)m

【動画：クスコ　ＬＳＤって何で必要なの？】

さて、クスコ製ＬＳＤにはタイプＭＺとタイプＲＳの2種類が有りますが、製品の特長は以下の製品ページをお読みになって下さい。

さて、２０２０年の軽トラワールドシリーズの暫定カレンダーが先日発表されまして、当社の「キャリイ（ＤＡ６３Ｔ）ボルトオンターボ　ステージⅡ」も参戦に向けて準備をしているところです。

その一環として、ＬＳＤもオーバーホールしているのですが、昨シーズンのデモカーにはタイプＭＺを装着しておりました。

理由としてはイニシャルトルクを高く設定出来る（常に効かせられる）からなのですが、タイプＲＳも「レスポンスが良い」とか「イニシャルが落ちにくい」といったメリットを持っております。

弊社では月に１台以上はＬＳＤを組み、またオーバーホールも頻繁に行っているため、以前からＬＳＤを眺めながら「ＭＺの良いところと、ＲＳの良いところを足した、ＭＺＲＳを作れるのではないか？」と考えておりました。

ちなみに、タイプＭＺは下の写真の赤矢印で示した「コーンプレート」と呼ばれる反ったワッシャな形状をしたプレートがディスクの一番外側に入っていて、これによってイニシャルトルクを発生させています。

一方のタイプＲＳは下の写真の黄色矢印で示したコイルスプリングが中央部に複数個入っていて、これによってイニシャルトルクを発生させています。（タイプＭＺでコーンディスクが入る所には、真っ平のワッシャが入っています）

そして今回作ってみたのが下の写真の用に「タイプＭＺのコーンディスク」と、「タイプＲＳのコイルスプリング」の両方を入れた、オリジナルＬＳＤ？「タイプＭＺＲＳ」になります♪

理論上は、タイプＭＺとタイプＲＳの良い所取りをした素晴らしい挙動になってくれるはずです(笑)

走行フィーリングは軽トラワールドシリーズが始まらないとわかりませんが、イベントで走行を終えたらブログで書きたいと思います！

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