ＬＳＤのバックラッシュはちゃんと取りましょう♪

2016.12.17 ＬＳＤのバックラッシュはちゃんと取りましょう♪

昨日もまたお客様のキャリイ（ＤＡ１６Ｔ）にＬＳＤを組み込みました。

最近、本当にＬＳＤを装着する軽トラが増えていますね～。

さて、少し前に雑誌のライターさんから聞いて驚いたのですが、デフのバックラッシュを知らないでＬＳＤを組んでいるショップさんが有るとのこと・・・。

デフのバックラッシュとは、雑な言い方をすると「べベルギヤとピニオンギヤの横方向の遊びの量」ですが、純正デフからＬＳＤに組み替えを行うとほぼ必ず寸法が変わります。

スズキの基準値は０．０１～０．０２ｍｍとなっていますが、この値から外れる場合はサイドベアリングの外側に有るシムの厚さを換えることで、バックラッシュの値を変えなければなりません。

こちらがそのシムで、純正部品になります。

バックラッシュが基準値から外れていてもとりあえず走ることは出来ますが、大きく外れているようだと、やがてうなり音が出始めたり、最悪の場合はリングギヤが粉砕します・・・。

ＬＳＤを組んだ後からうなり音が出始めた方は、組んだショップさんに「バックラッシュの数値はいくらで組みましたか？」と聞いてみて下さい。

「０．０１５だよ」とか「基準値で組んだよ」といった明確な回答が出ないで、「通勤ラッシュ？」とか聞き返して来る様な場合はアヤシイかも・・・。

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