LSDオーバーホールついでにタイプRSをMZに変更

2025.12.22 LSDオーバーホールついでにタイプRSをMZに変更

キャリイ（DA16T）に装着している、クスコＬＳＤのオーバーホール依頼をいただきました。

こちらのお客様、ドライビングスキル向上のために駐車場に散水してパイロンを立てた場所で行われている、ドリフト練習会に参加してドライビングスキルを磨かれております。

現在はタイプRSの1.5wayを取付けされていますがドリフトに特化した効きにしたいとのことで、今回のオーバーホールを機に部品交換を行いタイプRSからタイプMZに変更しました。

RSからMZに変更するには、プレッシャーリング内に入っている「RSコイルスプリング（下画像）」を取り外し、

代わりにフリクションプレートの外側に「MZコーンスプリング（下画像）」を入れます。

また同時に1.5wayだったものを2wayに変更し、イニシャルトルクも8kまでアップさせました。

1.5wayから2wayに変更するには、「プレッシャーリング（下画像）」の交換が必要です。

イニシャルトルクを上げるには、「フリクションプレートやフリクションディスク（下画像）の板厚を上げるか、シムを追加します。

今回の変更によって、アクセルオフでの進入時にリヤが出やすくなり、またどんな場面でもLSDが確実に作動するようになります。

今回の仕様はクセが強すぎるので一般ユース（アウトドアユースでの不整地走行など）にはお勧めできませんが、ドリフトを目的とするのであれば最適なものだと思います。

なお、今回同様のメニューを行う場合、部品代約5万円（税別）、工賃4万8千円（税別）とオイル代３千円程度がかかります。
※25年12月現在。価格変動がありますので作業をご希望の場合は見積りをご依頼下さい。

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