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2025.06.30 OS技研のLSDをキャリイに装着したら大変だった件
今までは、軽トラ用のLSDといえばクスコ製一択な感じが有りましたが、最近になってからOS技研製のご用命がぽつぽつと出て参りました。
弊社では、これまでハイゼットトラック(S500P)には何度か装着したことがありましたが、このたび初めてキャリイ(DA63T)に取付けを行いました。
軽トラックのLSD装着作業の一般的な流れをざっくり説明すると
①まずはドラシャを引き抜いて
②デフキャリアを取り外し
③純正デフを取り出し
④純正デフからファイナルリングギヤを取り外してLSDに移植し、
⑤バックラッシュを取って、
以下逆の手順で車両に装着して行きます。
年間10台以上、これまで100台以上はLSD装着を行っている弊社ですが、今回初めて④で苦戦を致しました・・
純正デフから取外したファイナルリングギヤが、LSDに入ってくれません。
リングギヤの内側がLSD取付部の外側にせってしまい、途中までは入るのですがあと10mmくらいのところでかなり硬くなり強制的に入れるには躊躇するレベルなため作業を一旦中断しました。
下の写真の指差している所に擦った跡が有る所までは入りましたが、そこでストップです。
そこでペール缶にオイルを入れてファイナルリングギヤを浸し、約100℃まで暖めて熱膨張させてみることにしました。
結果ちょうど良い感じ膨張して、無事挿入完了!
作業時間が少しだけかかりましたが、無事にLSDを装着してお客様に納車することが出来ました。
ちなみにOS技研さんにはフィードバックしておきましたが前例が無いとのことでしたので、原因として考えられるのはファイナルリングギヤ側の個体差でしょうか?
LSDのファイナルギヤに限らずですが、熱膨張テクニックは「微妙に嵌め合いがきつくて入らない」といった時に使えますので、マニアックな作業をされる方は頭の片隅に入れておくと良いのではないでしょうか。
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